第十三回日本美術展覧会入選作品 長手盛器

W30 x L73 x H9 cm
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1957年 作 小菅小竹堂

小竹堂の日展応募最後の作品。



  この作品以降、日展が新日展伝統工芸展に別れたのを機に、いっさいの公募展から退く。

 ある茶人の方に私が伺ったお話では、父の作品はちょっと外した作風であるので、美的価値は別として、いわゆる茶室で使うには難しいと言われたことがあります。

 前回の日展作品から、父は竹とプラスティックを組み合わせることに挑んでいますが、日展史によると、この頃 「柾目割組布袋形花籠」と言った長ったらしい作品名を付けるのは止めようと言う動きもあり、工芸品は 本来身近で使う物であると言う観点から、リデザインして社会に出したい作品の一つとして父のこの作品が批評されていました。

 ただし、当時の新聞記事によると、父は「今までの日展入選作の中では一番苦心した」と答えています。

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