解   説

9. 写真撮影・画像処理について

本美術館に収録されている作品に使っている一部の写真の撮影方法について、簡単にご説明いたします。

 素人なりに作品を撮影する際の背景に苦労していましたが、一番左の作品を撮影した際に、銘々皿などを壁に立て掛けて飾るための黒色の漆塗りのボードを使ってみました。
 庭の窓際に立て掛けて、庭の木々がバックに映り込むように庭側から撮影したものです。

 その時以来、このやり方に凝っています。 漆塗りのボードを使う利点は、ガラスや金属などの表面と違いボケた、柔らかい味のある映り込みになると自画自賛(?)しているのですが。

 
 右の写真の様に水平において、空の雲がバックに映り込むようにすると、宙に浮いた様なちょっと幻想的な感じになります。

 ただ、ボードが小さいため、大きな作品を斜めから撮影すると、ボードから外れた背景が入ってしまうので、その場合にはAdobe Photoshop 7.0で修正しました。

 写真としては邪道でしょうが、目的は竹の作品をお見せすることですのでお許し下さい。

 左のオリジナル写真は広角で撮影したため歪んで3つの品物が互いに傾いていたのですが、Adobe Photoshop 7.0でそれぞれの傾きを修正して合成しました。 継ぎ目は「修正ツール」でぼかしています。

 左の写真は、夜の室内で天井の白熱灯だけの暗い照明の下で撮影したものですが、Adobe Photoshop 7.0の「イメージ自動調整」だけでも十分に実体の色彩に近いものに修正できました。
 

 なお、最近の使用機材は、NIKON COOLPIX 990 ( 320万画素:2048x1536 ピクセル )に三脚を使っているだけで、特別な照明器具は使っていません。 殆どは、自然光を利用し、曇天の場合や暗い室内撮影の場合は、Adobe Photoshop 7.0で修正しています。

 ご興味のある方は、300万画素程度のディジタル・カメラでは表現できないアナログ・カメラ の35mmフィルム画像を900万画素 (3629x2467ピクセル)相当でスキャンした下の例をご覧下さい(プロ用スキャナーを利用しました)。  ご参考までに、'02年7月現在、プロ用ディジタル・カメラでも500600万画素クラスです。  しかも、ボディだけでも私のLEICA M6より高い!

Europe on my Mindヨーロッパ写真集」より
35mm Film
Sacre Couer (上の表示は、その一部分)
3629 x 2467 ( 805KB )

 古いネガなど保存しておきたい写真はスキャナーで読みとり、傷、カビなどを修正してディジタル化して 永久保存するようにしています。 修正例をご参照下さい。

修 正 例

 余談ですが、今まで写真の傷などの修正は別のアプリを使っていましたが、最新版のAdobe Photoshop 7.0は機能が向上し、これだけで全ての画像処理が可能になったと思います。 特に、ホームページ作成用の機能も強化されている様です。

 最後に、最近のディジタル・カメラを使った夜間撮影の例を、ご覧ください。

'01 夜のコンコルド広場
 撮影:NIKON COOLPIX 990  
( → 拡大写真 1600x1200 274 KB

 自分でも驚いていますが手持ちでの撮影です。 ただし、私の腕というよりは、連続撮影した中からもっともシャープとみなしうる 1 コマを自動的に選択・記録する「ベストショットセレクタ(BSS)」の威力もありそうです。  ちょっと銀塩カメラでは、こんな写真を手持ちでは無理ですね。  最近の手振れ防止機能のついたカメラでは、どうでしょうか?

 なお、私はCOOLPIXを使うときは、自動撮影モードではなく、自動フラッシュを解除して、遠景モードのベストショット・モードに設定したマニュアル・モードで撮影するようにしています。 これですと、昼でも夜でも、光の具合に関係なく、それなりの写真が撮れるようです。

館長 Postmaster@i-OfficeK.com