色紙筥 銘 錦波  "KinPa"


D40 x H8 cm
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1993年 小菅小竹堂 最後の作品
新綜工芸会 大賞受賞
 
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上から見た場合
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下から見た場合

 色紙を入れるための箱です。 旧日展の関係者の方々が参画されている新綜工芸会で大賞受賞という特別賞をいただいたと聞いております。

残念ながら、1997年77歳のときに脳梗塞を患ってからは完全に創作活動からは身を引いていますので、 この作品は父72歳の頃の最後の作品となってしまいました。 この作品の一つ前に制作したのが息子である私への贈り物としての「浦島」です。

 父はこの作品を気に入っているようで、「箱物は難しい。 蓋がガタガタしてもいけないし、かといって蓋を持ちあげた時に下の箱が離れずに一緒に持ち上がるようではいけない。」と言っていました。 
他にも、不規則性の中に規則性を持たせた格子模様など作者にしか分からないこだわりの一面を見ました。  周りの枠は根曲竹を使っています。

 私はどちらかと言えば、「汐衣」の方が父の代表作と思い、子細には見ていなかったのですが手元に置いて何度か眺めているうちに、この作品の凄さ、素晴らしさをあらためて認識しました。

 この作品にとんでもない技が込められています。の5章. 「素材の加工について」をご参照下さい。

館長 Postmaster@i-OfficeK.com